2022年度 早稲田大学国際教養学部解答速報&入試総評
このページは2022年早稲田大学国際教養学部の解答速報と入試総評のページだ。 本年の早稲田大学国際教養学部を受験した人、今後早稲田国際教養学部を受験するつもりの人はぜひ参考にしてほしい。
2022年度早稲田大学国際教養学部の入試の特徴
早稲田大学 国際教養学部の2022年の配点や平均点、合格最低点は以下のとおりだ。
教科 | 配点 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
---|---|---|---|
共通テストで課す科目 | 100 | 76.650 | 155.94 |
外国語 | 80 | 54.141 | |
英語4技能テスト | 20 | 12.214 | |
合計 | 200 | - |
2022年度早稲田大学国際教養学部解答速報
では本年の早稲田大学国際教養学部の解答を公開しよう。(英語のみ即日公開。その他の科目は翌日以降の公開となります。)
英語
2022年度 早稲田大学 国際教養学部 英語―Reading
2022年度 早稲田大学 国際教養学部 英語―Writing
数学
国語
日本史
入試総評
本年の早稲田大学 国際教養学部の問題がどのようなものであったのか、そしてどのような対策をすべきであったのかをまとめたものである。 今後の学習の指針にしていただきたい。(問題確認後随時更新させていただきます。)
英語(Reading)
大問1は Adaptation (改作)の賛否をめぐる論文。設問3においては thwart や counterintuitive などの難単語が含まれている。どのような語が使用されているか、書かれている内容をどのように一般化・抽象化して自分の言葉で理解するかが重要になる。もちろん、本文の文脈から推測して解答することは出来るが、必要単語の難易度は高いものとして捉えて日頃の学習を進めていきたい。難易度はやや難。
大問2は地球上における「昆虫」のプレゼンスについての論文。大問1同様、設問2は内容合致問題であり、問題文には本文と「agree」する選択肢を選ぶよう指示されている。「agree」がどの程度までの合致までを含むのかという判断が難しい。本文中できれいに言い換えられている部分があるわけではないため、論述内容を踏まえ妥当かどうかを論じることが出来るというレベルまでを「agree」とみなしたうえで作問されている可能性がある。選択肢の意図を本文と照らし合わせて推測するということを過去問で行うと解きやすくなるか。難易度はやや難。
大問3は In Search of Memory(Eric Kandel,2007)年からの出題。記憶についての長文はしばしば出題されるが、本問は「感覚情報が脳でどのように処理されるか」が全体を通したテーマとなっており、脳の働きに関する医学的な見地にも言及されている。医学部の入試で出てもおかしくないような内容だが、大学入試の長文では文理の枠を超えた内容が出題されることが多いため、様々な過去問や参考書で人文科学、社会科学、自然科学多くのテーマに関する知見を得ておくとよい。難易度はやや難。
Readingは大問3問全て長文読解問題となっている。例年通り、各大問の序盤にかなり解きにくい問題が多々含まれている。文脈に留意しつつ本文中の語にも注視しなければならないような出題が複数あり、かなりの読解のレベルを必要としている。日ごろからやや硬めの長文を読み、各段落の内容を正確に把握出来るようにしておきたい。全体的な難易度はやや難。
英語(Writing)
大問1はボランティア活動を高校卒業の条件にするか否かについての意見を書かせる自由英作問題。問題文に注目すると、「Write a paragraph」と書かれてある時点で、解答は一つのパラグラフにまとめた形式でなければならないことが分かる。また、「Give appropriate reasons」と書かれている時点で、理由を複数個書かなければならないことも分かる。このように、問題が何を問うているのか、どのように答えなければならないかをしっかりと意識する習慣を身に着けていきたい。今年は最低所得保障ある程度想像しやすいテーマであり、難易度は標準。
大問2は各国のプラスチック汚染と国民の所得レベルの関係を示すグラフを見て、 ①両者の関係について述べることと、②そのような関係になっている理由を述べることの2つの自由英作問題となっている。説明の部分にグラフについてかなり数学的な専門用語を用いた部分があるうえ、グラフの形態は決して見慣れたものではない。しかし、解答に数学的な見解や用語を必要とはしておらず、また、グラフから上記の関係を読み取るのもそれほど難しくない。冷静に問題文に向き合おう。時間をかけすぎては他の大問に影響が出るため、日頃から理由を考察することに慣れ、丁寧にかつ簡潔にまとめる力を付けておきたい。難易度は標準。
大問3は原始社会と現代社会の比較論考を日本語で要約する、字数制限のない大意要約問題。昨年はギリシャと中国の人々の哲学の比較論考であり、何かと何かを比較する考察の長文がここ2年の傾向である。しかし、今年は2段落構成から1段落構成となり、英文を概観的に把握しづらく見える。やることは変わらず、比較の観点とその個数に気をつけて解いていきたい。難易度は標準。
Writingも例年同様大問3題構成。問いに対して答える形の自由英作文、図表から読み取る自由英作文、短めの英文を読んで日本語で要約する問題である。難易度は標準。
慶早進学塾オンラインコース
- 勉強しているけれど、なかなか結果がでない
- 勉強したいけれど、何からやればいいか分からない
- 近くに良い塾や予備校がない
- 近くに頼れる先生がいない
慶早進学塾ではそんな方のために、オンラインコースという、テレビ電話やチャットを通じて指導するコースを用意しています。