2022年度共通テスト解答速報&難易度速報

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2022年度大学入試共通テストの解答速報及び難易度速報のページです。

2022年は1/15,16の2日間共通テスト実施となります。 ここでは特に今年の問題の難易度がどうであったか、平均点はどのように推移するかなどの予想をお伝えします。

ぜひここの情報を参考に、共通テスト後、スムーズに私大や国公立の出願や対策を行うようにしてください。

まずはじめに

これを見たのが共通テスト初日が終わり、2日目の試験がまだ残っている人。 

難易度や解答速報を見たい気持ちがあるのはわかりますが、大事なのは明日の数学や理科の試験。 今すぐこのページを閉じて、明日の試験に集中することが望ましいです。

今日終わった試験の得点はもう変えることができないですが、明日の試験の得点は、今日1日の過ごし方で変わる可能性が大いにあるからです。 

自分の得点を最大化させるという考え方を忘れてはならない。 全ての試験を終えた上で、はじめてこのページを開きましょう。

1日目(1月15日)

科目名をクリックすると解答を確認することができます。

地歴公民

日本史A

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問家族の歴史7722
第2問幕末〜近代の日本とハワイにおける外交史4412
第3問明治後期〜昭和初期の社会と経済7722
第4問鉄道の役割とその歴史7722
第5問昭和の政党政治と社会7722

大問数設問数とも昨年通り。日本史Bとの共通問題の出題部分にも変更はなかった。

厚生労働省が提唱している働き方改革に関連する社会経済の歴史や、2022年で開通150周年をむかえる鉄道など、社会的・時事的関心を問う問題がみられた。

難易度は昨年並み
 

日本史B

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問姓と名字6618
第2問古代の法整備と遣隋使・遣唐使5516
第3問中世の海と人々5516
第4問近世の身分と社会5516
第5問幕末〜近代の日本とハワイにおける外交史4412
第6問鉄道の役割とその歴史7722

大問数、設問数、マーク数全て例年通り。

史料の数が増加しそれらを読解して解答をしなければならず、昨年以上に読解力が求められる。知識一辺倒の勉強だけでなく、出来事と史料の関連や流れなどを理解していないと得点しにくかった。

難易度は難化

世界史A

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問社会に対する訴えとしての図像8827
第2問大航海時代・ローマ法の歴史5516
第3問世界史上の帝国と情勢5516
第4問人々の移動の歴史5516
第5問世界史上の民主化の流れ8825

大問数は昨年通りだが、設問数、マーク数が2つ減少した。

年表が出題されるなど、昨年度より多様な出題形式がとられた。資料にふれている回数や読解力が鍵になったか。

難易度は昨年並み

世界史B

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問世界史上の学者や知識人9927
第2問歴史上の資料5515
第3問世界史上の人々の交流と社会の変化8824
第4問歴史評価の多様性6617
第5問世界史上の墓や廟6617

大問数、設問数、マーク数全て昨年通り。

昨年と同様、資料等の読み取りと世界史的な知識の2つを生かして解くような、思考力を必要とする問題が多かった。

難易度は昨年並み

地理A

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問地図の読み取りと活用、日本の自然災害6620
第2問世界の生活・文化6620
第3問東アジアの地誌6620
第4問地球的課題6620
第5問北海道苫小牧市とその周辺の地域調査6620

大問数、設問数、マーク数全て昨年通り。

出題テーマも昨年とほぼ同様だが、第4問において昨年は出題されていた世界の結びつきについてが無くなった。変化を問う出題が多く、選択肢の判断力や多様な資料の活用力が必要となった。9択の選択肢が初めて出題された。

難易度はやや難化

地理B

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問世界の自然環境と自然災害6620
第2問資源と産業6620
第3問都市・村落と人口6620
第4問ラテンアメリカ6720
第5問北海道苫小牧市とその周辺地域の地域調査6620

大問数、設問数は昨年通りだが、マーク数は1つ減少した。

昨年同様、多様な資料や素材文を含めた複数資料を組み合わせた出題がなされた。分野を横断した理解が出来ているかが重要。

難易度は昨年並み

倫理、政治・経済

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問真理と議論4412
第2問日本の近代思想における理想4412
第3問考えることの重要性4412
第4問未来世代に対する責任と自己犠牲4414
第5問地方自治と法制度6619
第6問日本の経済主体の関係6619
第7問地方自治と住民生活の向上4412

大問数は例年通り。設問数は増加したが、マーク数は1つ減少した。資料の数が減少したことにより、全体ページも減少した。

難易度はやや難化

倫理

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問源流思想における議論の姿勢と目的8824
第2問理想をめぐる日本の思想8824
第3問考えることに関する西洋の思想8824
第4問未来世代に対する責任の是非9928

大問数、マーク数は例年通りだが、設問数が1問増加した。

難易度はやや難化

政治・経済

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問国の法制度や地方自治8826
第2問経済主体の関係8826
第3問新聞記事における経済事象8826
第4問住民生活の向上と国・地方自治体の政策6622

大問数は例年通りだが、設問数が1問、マーク数が2つ減少した。

難易度は昨年並み

現代社会

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問市役所の就業体験からみる政治参加8826
第2問校長の話から考える諸課題5516
第3問バブル経済の発生から崩壊6620
第4問共同体を問い直すというテーマから見る社会問題6619
第5問持続可能な社会の形成に対する研究課題5519

大問数、設問数、マーク数すべて昨年通り。選択肢の組み合わせが多い選択問題が増加。

難易度は昨年並み

国語

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問評論文:檜垣立哉「食べることの哲学」 藤原辰史「食べるとはどういうことか」61150
第2問小説:黒井千次「庭の男」 ※「生徒の考えのメモ」と「まとめノート」あり5850
第3問古文:「増鏡」 「とはずがたり」4850
第4問漢文:「揅経室集」7950

大問数、設問数は昨年通り。マーク数は昨年から2つ減少した。

大問1では、本文と補足という形態でありセンター試験色が濃かった昨年にくらべ、複数の文章から総合的理解をしなければならないという意味ではより共通テストらしい問題となった。設問数、マーク数ともに減少した大問2においても、より応用的な内容となっている。

古文は昨年と同じ歴史物語が出題されたが、2つの文の差異に着目しなければならない点は新しい形式であった。漢文については3年連続古詩が出ており、出題内容等も例年通りだった。

難易度はやや難化

英語

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問A情報、意図の読み取り(料理の本)2210
第1問B(ウェブサイト)33
第2問A概要・要点の把握、情報整理(図書館案内)5520
第2問B(学校新聞)55
第3問A短い文章の概要把握(ブログ)2215
第3問B(雑誌記事)36
第4問複数素材からの情報読み取り(ブログ)5616
第5問概要把握・要点整理(伝記)5915
第6問A概要・要点・論旨の把握(論説文)4524
第6問B(論説文とポスター)35

大問数は昨年通りだが、設問数は1つ増加し、マーク数は1つ減少した。

センター試験から共通テストへと変更された昨年において総語数が増加したが、今年度はそこから更に400語以上増加している。また、センター試験では毎年出題されていた発音・アクセント問題をはじめ、文法、整序英作文問題などの知識を問う問題から全ての大問において読解問題形式となったのは昨年通り。実際のコミュニケーションの場を例にした様々なジャンル・形式から多様な出題がされている。

難易度は昨年並み

リスニング

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問A短い発話の内容に合う英文等の選択4425
第1問B短い発話の内容に合うイラスト等の選択33
第2問対話文に合うイラスト等の選択4416
第3問対話文についての質問の選択6612
第4問Aモノローグの内容の図表完成8818
第4問Bモノローグについての質問の選択11
第5問社会的話題の議題に対する長文ワークシート完成、内容選択7715
第6問A対話文に対する質問の選択2214
第6問B会話長文意見・図表の選択問題22

大問数、設問数、マーク数すべて昨年通り。

構成、読み上げ回数なども昨年と同じく、全大問6問で第1問第2問のみ2回読み上げで他は1回読み上げであった。時系列やイラスト、図表などを使用する問題が多いため、情報を比較・判断して処理する能力が問われた。英語を母語としない者の発話も一部あった。

難易度は昨年並み

2日目(1月16日)

理科①

物理基礎

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問小問集合4416
第2問電気4516
第3問熱、力学、電気3818

大問数は昨年通りだが、設問数は3つ、マーク数は2つ減少した。

電気抵抗やエネルギーについてのボリュームが多く、会話文も昨年同様出題された。

難易度は昨年並み

化学基礎

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問化学結合、原子の構造、貴ガス、同位体、酸と塩基、物質量、酸化還元、イオン化傾向101030
第2問エタノールについての状態変化、蒸留、実験操作、質量パーセント濃度3520

大問数は昨年通りだが、設問数が3つ増加し、マーク数は2つ減少した。

与えられた実験操作やグラフなどから情報を読み取り、それを活用する力が求められた。

難易度は昨年並み

生物基礎

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問生物の特徴および遺伝子とそのはたらき6619
第2問生物の体内環境の維持5616
第3問生物の多様性と生態系5515

大問数、設問数ともに昨年通りだが、マーク数は1つ増加した。

平易な知識問題がほとんど無くなっており、昨年より実験考察問題が増え、解答にかける時間と労力が増えた。

難易度は難化

地学基礎

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問地球6620
第2問大気と海洋3310
第3問宇宙3310
第4問自然環境と災害3310

大問数が1問増加したが、設問数、マーク数はともに昨年通り。

昨年同様平易な問題が多く、図や表を使う問題でも難易度はそれほど高くなかった。

難易度はやや易化

数学ⅠA

年度大問出題分野配点
2022第1問[1]数と式30
第1問[2]図形と計量
第1問[3]図形と計量
第2問[1]2次関数、集合と論理30
第2問[2]データの分析
第3問場合の数と確率20
第4問整数の性質20
第5問図形の性質20

大問の数は昨年通り。

典型的な問題が少なく、会話文の中から考察やヒントを見つけ、そこから解法を立てていく必要がある問題が増えた。読解力があると解きやすかったか。

難易度は難化

数学ⅡB

年度大問出題分野配点
2022第1問[1]図形と方程式30
第1問[2]指数関数・対数関数
第2問[1]微分法30
第2問[2]積分法
第3問確率分布と統計的な推測20
第4問数列20
第5問平面ベクトル20

大問数は変化なし。

例年同様特定の分野に偏らず、幅広い分野からまんべんなく出題された。終始太郎さんと花子さんに会話に翻弄され、目新しい設定もあったため、時間との戦いが厳しいものになった。

難易度は難化

理科②

物理

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問小問集合5625
第2問力学6730
第3問電磁気5825
第4問原子物理4420

大問数は昨年通りだが、設問数が1つ、マーク数が3つ減少した。

典型的な問題から、基本の公式などから少し離れたところまで考えて解答する問題まで、設問による難易度は様々であった。

難易度はやや易化

化学

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問物質の構造・状態56 20
第2問物質の変化と平衡4620
第3問無機物質3520
第4問有機化合物、高分子化合物47 20
第5問有機化合物、反応速度2920

大問数、設問数ともに昨年通りだが、マーク数が4つ増加した。

昨年の試験や試行調査で見られた方眼紙を用いる問題は無くなったが、グラフや表などから必要なデータを読み取って解答を導くような思考力を必要とされる問題はやはり多く見受けられた。

難易度は昨年並み

生物

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問ヒトの系統3312
第2問生態系、環境と遺伝6622
第3問ニワトリの発生5519
第4問アリにおけるフェロモンの役割3412
第5問植物の環境応答,動物の反応4516
第6問植物の発生と環境応答5519

大問数、設問数ともに昨年通りだが、マーク数は1つ増加した。

基礎的な知識をただ解答するのではなく、それら知識を活用したり図や問題文など複数から得られる情報をまとめたりして解く必要のある問題が多かった。

難易度は難化

地学

年度大問出題分野設問数マーク数配点
2022第1問20世紀初頭における地学的発見5517
第2問固体地球6620
第3問岩石と地層6620
第4問大気と海洋6620
第5問宇宙7723

大問数は昨年通りだが、設問数、マーク数ともに1つ増加した。

基礎的な知識を問う問題も多く、特に20世紀初頭の地学的発見に関する幅広い知識が問われた。

難易度は昨年並み

共通テストが終わったら・・・

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