2021年度早稲田大学人間科学部解答速報&入試総評
このページは2021年早稲田大学人間科学部の解答速報と入試総評のページだ。 本年の早稲田大学人間科学部を受験した人、今後早稲田人間科学部を受験するつもりの人はぜひ参考にしてほしい。
早稲田大学人間科学部の入試の特徴
早稲田大学人間科学部2020年の配点や平均点、合格最低点は以下のとおりだ。
学科 | 配点 | 合格最低点 | |||
---|---|---|---|---|---|
外国語 | 国語 | 地歴・公民または数学 | 合計 | ||
数学 | 理科 | ||||
人間環境科学科 | 50 | 50 | 50 | 150 | 89.0 |
健康福祉学科 | 86.4 | ||||
人間情報学科 | 88.5 |
試験科目 | 受験者平均点 | |
---|---|---|
英語 | 25.083 | |
文系方式 | 国語 | 24.210 |
日本史 | 28.732 | |
世界史 | 33.571 | |
政治・経済 | 25.379 | |
数学 | 14.901 | |
理系方式 | 数学 | 15.459 |
物理 | 21.965 | |
化学 | 26.432 | |
生物 | 20.644 |
2021年度早稲田大学人間科学部解答速報
では本年の早稲田大学人間科学部の解答を公開しよう。(英語のみ即日公開。その他の科目は翌日以降の公開となります。)
文系
英語
国語
数学
日本史
世界史
政治・経済
理系
英語
数学
物理
化学
生物
入試総評
本年の早稲田大学 人間科学部の問題がどのようなものであったのか、そしてどのような対策をすべきであったのかをまとめたものである。 今後の学習の指針にしていただきたい。(問題確認後随時更新させていただきます。)
文系
英語
大問数、出題形式共に例年通り。
大問1は英文読解。170〜300語程度の英文8つを題材にした問題。内容一致問題、要旨選択問題、表題選択問題などが出題。テーマも全体を通して現代的なものが多く、内容も読みやすく、語彙、文法も標準的なレベルとなっている。選択肢にAll of the aboveやNone of the aboveなどといった選択肢があるのも特徴的だ。難易度は標準。
大問2は短文空所補充問題。短文の空所に前置詞・副詞を補充する問題だが、NO WORDという選択肢もある。例年15問あるうち数問は受験生に馴染みのない難しい問題が出題されるため、焦らずにわかる問題だけを確実に解答したい。難易度はやや難しい。
大問3は正誤判定問題。短文中の4つの下線部のなかに誤りがある箇所を選ぶ問題。ここでもNO ERRORという選択肢があるので気をつけたい。文法・語法やイディオムの知識が必要だが、例年と比べると基本的な問題が多い。難易度は標準。
全体的な難易度は昨年並み。
国語
数学
日本史
大問数、設問数共に昨年通り。
大問1は古代の難波について。縄文時代から奈良時代の政治に関する問題。問7の長岡京に関する正誤判定で、エとオの判断が難しい。問8の難波について、機能や特質が細かく問われ、迷う問題だ。難易度は標準。
大問2は鎌倉時代の訴訟問題について。問1の三問三答はやや細かいが、教科書に図で説明がある。全体的に基本的な問題であるため、高得点を目指したい。難易度は標準。
大問3は江戸幕府の政治について。江戸前期の政治から出題。問3の江戸幕府の職制は図とともに押さえておきたい。問8も正誤問題は選択肢を消去法で正解を絞り込みたい。難易度は標準。
大問4は立憲政治と憲法について。問1はオが誤り。秋月の乱ではなく萩の乱である。問9は大塚久雄が経済学者であることを知っていると容易に判断できる。その他の問題も細かい知識も問題がおるが、注意して解きたい。難易度は標準。
大問5は社会福祉の歴史について。疫病などの災禍についての社会福祉・社会事業からの出題。4つの史料がリード文に引用があったが、史料を読まなくても解ける問題が多かった。問題も半分を占める正誤判定問題は一見細かい知識が必要かと思うが、簡単な問題がほとんどだ。難易度は標準。全体的な難易度は易化。
世界史
大問数は昨年は4題だったが、本年度は従来通り5題になった。
大問1はラテンアメリカの独立について。設問Xは標準的な知識が問われた。設問Yは④が難しく、カルデナスは土地改革を推進した。難易度は標準。
大問2は中国・朝鮮史について。大問1同様に設問Xは基本的な知識が問われた。設問Yの②の斉は山東・黄河下流域を支配した。④は燕雲十六州を獲得したのは、耶律安保期が死去した後。難易度は標準。
大問3はインド=ヨーロッパ民族の歴史について。この大問でも設問Xは易しい問題が多い。設問Yの④は迷うところ。ヴェントリスはイギリス人で、シュリーマンがトロイア遺跡の発掘作業を開始したのは19世紀後半である。難易度は標準。
大問4は東南アジア諸国の独立について。設問Xのオのシハヌークは難しい。消去法で解くのではなく、覚えておきたい。設問Yの⑤の地図問題も難しく、ハノイ、ユエ、サイゴンの位置を覚えておいてほしい。難易度は標準。
大問5は革命とマルクス主義について。設問XのBの正解はレーニンは、2つ目も空欄でレーニンだとわかる。設問Yの⑤の臨時政府は戦争継続を主張していた。⑥は1969年にニクソンが大統領に就任した。また1968年のパリ和平交渉開始はジョンソン大統領。消去法で答えるもも難しい。難易度は標準。
全体的な難易度は昨年並み。
政治・経済
理系
数学
物理
大問数、設問数ともに昨年通り。
大問1は力学。計算量が多いが、基本的な問題が多いため、計算ミスに気をつければ、全問正解できる。摩擦運動はエネルギー保存則を使えばよい。難易度は標準。
大問2は磁気について。等速円運動となる問3の問題までは典型的な問題なため、確実に点を取りたい。問5からはリード文に従い計算を進めていくと規則性に気づき、正解できる。難易度は標準。
大問3は波動について。。見慣れない設定の問題であるため、問題文をしっかり読み込みこみ、リード文に従って解き進めていくと良い。問7は可視光が最短波長のときの極大条件式を考えると良い。難易度はやや難。
全体的な難易度は昨年並み。
化学
生物
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