2021年度 早稲田大学文化構想学部解答速報&入試総評
このページは2021年早稲田大学文化構想学部の解答速報と入試総評のページだ。 本年の早稲田大学文化構想学部を受験した人、今後早稲田文構を受験するつもりの人はぜひ参考にしてほしい。
早稲田大学文化構想学部の入試の特徴
早稲田文化構想学部の2020年の配点や平均点、合格最低点は以下のとおりだ。
・3教科型
教科 | 配点 | 科目 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
---|---|---|---|---|
外国語 | 75 | 英語 | 33.489 | 131.5 |
国語 | 75 | 42.154 | ||
地歴 | 50 | 日本史 | 28.710 | |
世界史 | 27.092 | |||
合計 | 200 | - |
・英語4技能テスト利用型
教科 | 配点 | 科目 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
---|---|---|---|---|
国語 | 75 | 43.776 | 85.5 | |
地歴 | 50 | 日本史 | 30.642 | |
世界史 | 28.210 | |||
合計 | 125 | - |
またセンター利用入試(センター試験+一般入試)では以下のようになっている。
教科 | 配点 | 科目 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
---|---|---|---|---|
外国語 | 75 | 英語 | 35.832 | 143.5 |
国語 | 75 | 44.449 | ||
センター試験科目 | 50 | 指定科目 | 80.895 | |
合計 | 200 | - |
2021年度早稲田大学文化構想学部解答速報
では本年の早稲田大学文化構想学部の解答を公開しよう。(英語のみ即日公開。その他の科目は翌日以降の公開となります。)
英語
国語
日本史
※大問2の設問4と大問3の設問5の解答を修正しました。
世界史
入試総評
本年の早稲田大学文化構想学部の問題がどのようなものであったのか、そしてどのような対策をすべきであったのかをまとめたものである。 今後の学習の指針にしていただきたい。(問題確認後随時更新させていただきます。)
英語
大問数は例年通り。
大問1は適語補充問題。A・B2つの文章中の7つの空所に語句を当てはめる問題。Aは人類史の文明、Bはアメリカでの移民の経験という内容で、語数はAが約240words、Bが約280words。Aは語彙のレベルは高くなく、Bは一部選択肢に昨年同様、難しい単語がみられた。難易度は標準。
大問2は内容一致問題。3つの文章を読み、内容一致、不一致を答える問題。Aは道徳と想像力、Bは古代建築と西洋史、Cは新型コロナウィルスとAI技術。語数はAが約180words、Bが約280words、Cが約530words。どの文も読みやすく、選択しやすい問題だが、一部悩む選択肢も見られた。難易度は標準。
大問3は空所文補充問題。子供を甘やかさないというテーマだった。語数は約730words。7箇所を英文で埋める。指示語などを手掛かりにとくといい。(f)が使わない文だと気づくと、比較的解きやすくなるだろう。難易度は標準。
大問4は会話文問題。大問3と同様、7箇所の空所に適切な語を補充する問題。外食についての夫婦の会話文。あまりなじみのない口語表現が見られるが、品詞に着目すれば、選択肢を絞ることができる。難易度はやや難。
大問5は要約問題。250語程度のコミュニーション関係についての英文の要約で、昨年同様、書き出しがあり、そこから4~10語加える。長文自体は標準だが、要約するとなると難しい。例年以上にコンパクトに要約する力が求められる。難易度は標準。
全体的な難易度は昨年並み。
国語
日本史
大問数は例年通り。設問数が2問減少した。
大問1は日本の城郭の歴史について。飛鳥から明治までの城郭を取り上げた問題。一部正誤判定するのが難しい問題がある。設問7・10は特に難しく、設問7は二条城の細かい知識が求められる。難易度はやや難。
大問2は陰陽師の文化と歴史について。古代から現代まえと幅広い時代からの出題。設問5は判断に迷うが、消去法で答えに辿り着きたい。ほとんどが正誤問題だが、どれも基本的な問題なため、ここは点を取っておきたい。難易度は標準。
大問3は都市の歴史について。中世から第2次世界大戦までの都市に関する問題。前近代と近代とで難易度にばらつきがみられた。問3・9・10は難しい。また問10はイが正解だが、オと悩ましいが、オは小学生ではなく国民学校生なため誤りだと思われる。難易度はやや難。
大問4は日本の貿易の歴史について。戦国史を含む近現代史から出題された。頻出問題かつ基本的な問題なため、ここで確実に点を取りたい。問11も他学部と比べると判定が簡単だ。また、文の内容から時期を絞り込める問題だ。難易度はやや易。
全体的な難易度は昨年並み。
世界史
昨年度までは大問数は8題だったが、今年は7題になったが、小問数は増加した。
大問1は古代オリエント史。問5はやや難しく、消去法を駆使しても絞りきれなく、判断するには細かい知識が必要だ。ほかの設問は標準的なため、正解したい問題。難易度は標準。
大問2は古代ギリシア・ローマ史。問2はやや難しい。トロイアが面するのはダーダネルス海峡でコンスタンティノープルが面するのはボスフォラ海峡と地理的判断が必要になる。問5はギリシアとローマの神々についての正誤判断についても細かい知識が求められる。難易度はやや難。
大問3は古代東アジア文化について。問1の大祚栄は漢字を正確に書くのが点の分かれ目になる。問2は渤海・新羅と違い、冊封を受けていない。難易度は標準。
大問4はイスラーム史について。問4・6はやや難しいが、他の問は標準的なため抑えたい。問2と5の正誤判定は時代背景から解答を導ける。難易度は標準。
大問5はロシア革命。ロシア革命についての史料問題。革命を二段階に移行して権力を掌握するというところから史料を四月テーゼと特定できるため、史料を特定することで容易に解ける問題が多い。難易度はやや難。
大問6は20世紀の中国周辺諸国について。①がチベット、②はベトナム、③はモンゴルの説明で特定できさえすれば解きやすい問題。またリード文からも正誤判断をできる。難易度は標準。
大問7は西洋の美術史について。今年も文化構想で頻出のヨーロッパの美術史が問われた。また、今年はルネサンス様式が取り上げられた。問6のアール=ヌーヴォーは難しいが、2018年にも出題された内容なため、今後も出題されると予想されるため抑えておきたい。難易度は標準。
全体的な難易度は昨年並み。
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