2020年度早稲田大学文学部解答速報&入試総評
このページは2020年早稲田大学 文学部の解答速報と入試総評のページだ。 本年の早稲田大学 文学部を受験した人、今後早稲田文学部を受験するつもりの人はぜひ参考にしてほしい。
早稲田大学文学部の入試の特徴
早稲田大学 文学部の2019年の配点や平均点、合格最低点は以下のとおりだ。
・3教科型
教科 | 配点 | 科目 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
外国語 | 75 | 英語 | 45.840 | 135.5 |
国語 | 75 | 48.346 | ||
地歴 | 50 | 世界史 | 30.330 | |
日本史 | 34.046 | |||
合計 | 200 | – |
・英語4技能テスト利用型
教科 | 配点 | 科目 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
国語 | 75 | 50.223 | 82.34 | |
地歴 | 50 | 世界史 | 32.571 | |
日本史 | 35.799 | |||
合計 | 200 | – |
センター試験利用入試(センター+一般方式)
教科 | 配点 | 科目 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
外国語 | 75 | 英語 | 49.416 | 141.6 |
国語 | 75 | 51.734 | ||
センター試験科目 | 50 | 指定科目 | 83.257 | |
合計 | 200 | – |
※ 学部指定のセンター試験科目を複数受験している場合は最高得点の科目を利用しています。 ※ センター試験科目の点数は大学入試センター試験得点(100点配点)を50点配点に換算しています。 ※ センター試験科目の上記受験者平均点(成績標準化前)は、文学部受験者の大学入試センター試験得点(100点満点)を平均したものです。 この表を見ればわかる通り、早稲田大学は成績標準化を採用している。 素点での得点ではないことに注意だ。 一般にどの科目も平均点を超えて得点することが望ましいと言えるだろう。
2020年度早稲田大学文学部解答速報
では本年の早稲田大学文学部の解答を公開しよう。(英語のみ即日公開。その他の科目は翌日以降の公開となります。)
英語
国語
日本史
※大問5の設問3を修正しました。
世界史
入試総評
本年の早稲田大学文学部の問題がどのようなものであったのか、そしてどのような対策をすべきであったのかをまとめたものである。 今後の学習の指針にしていただきたい。(問題確認後随時更新させていただきます。)
英語
出題形式は例年通り。
大問1は英文空所補充問題。Aは線画の技法について、Bは上海の街並みや風景についての英文。20行前後の2つの英文にある空所に語を補充する。英文、選択肢の語彙のレベルが高い。なかには見かけない表現も見られるため、受験レベルの語彙をマスターした上で、文脈を手がかりに解答したい。難易度は標準。
大問2は長文読解。Aは江戸の庶民文化について、Bは植民地時代のインドの言語政策について、Cはペストの感染速度と人間の移動についての長文読解。語数はAが約230words、Bが約330words、Cが約530wordsとなっている。3つの英文の内容一致問題となっていて、大問1とは違い、英文、選択肢に難しい語彙はなく、解答を絞りやすい問題がおおいため、取り組みやすい。2019年同様に、英文のタイトルを問う問題も出題された。難易度は標準。
大問3は長文読解問題。南アフリカの運転手からみたアメリカについての長文。49行ある英文の中に7つの空所があり、8つの選択肢から適切な文を選択する問題。対話の流れはわかりやすいが、時系列や話の流れに気をつけて解答したい。難易度は標準。
大問4は会話文空所補充問題。会話文にある7つの空所に対して選択肢が13個もある。対話の内容はわかりやすく、空所も文法の知識で解けるものも多い。選択肢にやや難しい表現があるため、知識が問われる。難易度は標準。
大問5は英作文。人間の記憶と忘却についての文を要約する問題。与えられた書き出しを利用して完成させる、文章の内容を把握するのは容易だが、語数制限が短いため、まとめるのが難しい。難易度は標準。
全体的な難易度は昨年並み。
日本史
出題形式は例年通りだが、設問が2問増加した。
大問1は原始・古代の生活について。大問1は例年通り考古学分野からの出題だ。問2、6は一見細かい知識かと思うが、教科書の本文に記されている内容。全体的に難しい問題が多いため、取れるところで点数を取っておきたい。難易度はやや難しい。
大問2は古代の律令の成立について。古代の政治史をあつかった問題。記述、選択問題ともに基本的な問題ばかりなので、取りこぼしたくない大問となっている。難易度はやや易。
大問3は中世の武家政権の戦争の歴史について。中世の戦乱に関する問題は頻出分野。問2、7はしっかり読まないと判別を見落としてしまう。問5はZの時期を判断して、2択に絞りたいが、XとYでまた迷う受験生もいたのではないか。難易度は標準。
大問4は江戸時代の旅について。江戸の政治・経済・文化史を暑かった問題。問1は複数の表記があるなかで、漢字6字指定は難しい。問4も難しいため、消去法で解答を絞り込みたい。問6はやや難しい。アが誤っていると判断しないと解きにくかっただろう。難易度はやや難しい。
大問5は近代の平和についての問題。近代の平和をテーマにした問題で、早大頻出の内容だった。3の安倍磯雄は難しいが、早大志望なら正解したい。問4はイが正解だが、紛らわしい選択肢が存在する。問10も難しい。国際連合の発足を学習するときに併用して勉強しおきたい。難易度は標準。
大問6は古代、中世の絵画について。例年通りの文化史の問題。問1、5、7は難しい。特に、問5のイからエの人物は知らないひともいたと思う、また、問7の雪舟の秋冬山水図であることがわかるが、説明の区別がつけるのが難しい。例年に比べ、人物について細かい知識を問う傾向があった。難易度はやや難しい。
全体的な難易度はやや難化。
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