2020年度 早稲田大学国際教養学部解答速報&入試総評

このページは2020年早稲田大学国際教養学部の解答速報と入試総評のページだ。 本年の早稲田大学国際教養学部を受験した人、今後早稲田国際教養を受験するつもりの人はぜひ参考にしてほしい。
早稲田大学国際教養学部の入試の特徴
早稲田大学 国際教養学部の2019年の配点や平均点、合格最低点は以下のとおりだ。
教科 | 科目 | 配点 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
外国語 | 85 | 43.075 | ||
英語4技能テスト | 15 | 8.890 | ||
国語 | 50 | 31.153 | ||
地歴または数学 | 日本史 | 50 | 29.010 | |
世界史 | 50 | 37.560 | ||
数学 | 50 | 28.369 | ||
合計 | 200 | 126.4 |
- ※ 「外国語」の点数は3時限「英語」と4時限「英語リスニング」の得点を合算しています。
2020年度早稲田大学国際教養学部解答速報
では本年の早稲田大学国際教養学部の解答を公開しよう。(英語・数学のみ即日公開。その他の科目は翌日以降の公開となります。)
英語
数学
国語
日本史
世界史
入試総評
本年の早稲田大学 国際教養学部の問題がどのようなものであったのか、そしてどのような対策をすべきであったのかをまとめたものである。 今後の学習の指針にしていただきたい。(問題確認後随時更新させていただきます。)
英語
出題形式は例年通り。日本語要約問題が絞りやすい内容であったため、全体的に取り組みやすい内容だったといえる。
大問1は、ヨーロッパのアフリカ植民地化についての長文。語数は約1250words。文章は読みやすいため、内容把握しやすいかと思われるが、選択肢の数が昨年より増加したため、解答するときは細かい知識が問われる。情報量が多いため、本文を読みながら設問を解くことが大切だ。難易度は標準。
大問2は日本人女性初のオリンピックメダリストについて。初代の女性メダリストの人見絹枝についてのオリンピックで活躍するまでの生涯を書いた文章。語数は約940words。本学の中では比較的短い英文で読みやすい。ただ、登場人物や事象について一致しないものを選択する問題がでるので、細かいところまで読み込む必要がある。難易度は標準。
大問3は対話文空所問題。3か所ある会話文が3セットあり、不適切なものを5つの中から1つ選ぶ問題。紛らわしい表現はないため、標準的な英語の口語表現や文法、語彙の知識があれば難しくはないだろう。難易度は標準。
大問4は予防接種の重要性についての長文を日本語に要約する問題。語数は約320words。ワクチンの重要性と近年の反ワクチンの高まりについてまとめる。ただ漠然と事実を列挙するだけでなく、問題文にもある中心ポイントワクチン接種の重要性に触れてまとめなければならない。しかし、昨年に比べると語彙レベルは標準かつ文章構成もまとめやすいため取り組みやすいと思われる。難易度は標準。
大問5は自由英作問題。自転車運転時のヘルメットの着用義務化の是非について。例年は最初に自分の賛否のどちらの立場かを明記して意見を述べるが、今年はカッコ書きで指定があった。比較的身近なテーマで一度は考えたことがある内容でもあるため、理由づけは簡単に思いつくが、ただ理由も簡単にまとめるのでなく、理由を膨らませることが大事だ。ただ、字数は指定されているので、収まるように構成する必要がある。難易度は標準。
全体的な難易度は昨年並み。
国語
日本史
出題形式は例年通り。今年度は正誤判定問題が全体の半分出題されたため、時間に追われるだろう。
大問1は古代~中世の仏教文化について。特に飛鳥~鎌倉時代までが中心だった。正誤問題が半分を占めているが、正誤の判断がしやすい問題がほとんどで標準的な問題だった。難易度はやや易。
大問2は読史余論について。新井白石の「読史余論」をもとに、後醍醐天皇から江戸時代の政治を中心にした問題。本学部では15年度に中世から近世にまたがる政治について問われたことがある。この問題も基本的な問題ばかりなのでしっかり点をとっておきたい。難易度は標準。
大問3ベルギー公使夫人の日記についての問題。史料を元に明治後半の政治・外交を中心にした問題。間違いが明確化されている問題もあるが、設問7、8みたく一部判断に迷う問題もでてくるため、丁寧に見てほしい。難易度は標準。
大問4は英文史料の問題。例年通り、英文史料が扱われている。今回は1967年の佐藤・ジョンソン会談と1969年の佐藤・ニクソン会談でだされた共同声明について。またそれぞれの英文の内容理解を問う問題も出題されていた。設問1はアメリカ施政権下の沖縄の細かい知識を求められているため難しい。また、設問5,6,7も設問1ほど細かい知識ではないが、細かい知識を問われているため難しい。難易度はやや難しい。
全体的な難易度は昨年並み。
世界史
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